8月末の話です。
昨日の日記に書いた、上泉伊勢守が住んでいたと云われている大胡城址に、小説の受賞のお礼かたがた行ってきました。
場所は前橋市役所大胡支所のすぐ北。
上毛電鉄大胡駅から歩いて1キロ弱くらいだと思います。
道をはさんですぐ東を流れている荒砥川。
車の中から撮ったのでわかり難いかと思います。
周囲との高低差は10m以上はあるかと思われます。
私は江戸時代になってから建てられた大きな城よりも、この城のような小さくとも実戦向きの砦のような城が好きで、例え城自体が残っていなくとも逆に想像力が働いてしまいます。
実際佳作を受賞した拙作「上泉伊勢守秘伝―足の無い梟―」は、一昨年この城を訪れた時にアイディアが降ってきました。
入り口はトンネルになっていて、車で入れます。
真夏ということもあり、ちょっとファンタジックでわくわくしますね。
鎌倉にもこんな感じのところがあったような。
トンネルを抜けると二の丸に車が停められるスペースがあります。
二の丸。
二の丸の虎口の門。
二の丸から見上げた本丸。
結構高低差があって、間を空堀が仕切っています。
これが空堀。
深さ10m弱くらいありますか。
小さいながらも堅固な城だったことが伺えます。
本丸へは階段で登れます。
本丸には祠のような建物があって、ここで受賞のお礼をしてきました。
トップに使った写真をもう一度載せます。
本丸にも一段高くなっている所があるため、この写真ではわかり難いかも知れませんが、この向こうはかなり眺望が開けているのがほんのちょっと分かってもらえるかと思います。
なぜその眺望を撮らなかったのかというと、この日の私はサンダル履きだったもので(車の運転は妻)この草の中を歩いていくのが嫌だったものですから。
二の丸と仕切っていた空堀の土塁。
よく整備された公園のようになっているわりには、あまり人は来ないようで、なんだかもったいないような気がしました。
歴史的な価値など考えても、もっと宣伝してもいいかと思います。
城址はここのほかにも何箇所か行って写真を撮ってありますので、いずれまた気が向いたら載せていくつもりです。
↓下の住所をクリックすると地図が見れます。
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